24.2.11

10日間の高熱との闘い・備忘録を兼ねて

今年の冬も病気らしい病気もせず、健康で結構、結構。でも、インフルエンザは2月が一番多いとも聞くしなぁ...、と思っていた矢先の2月15日深夜。突然39.5°Cの熱を出しました。 (写真:”これからベッドに行きます”態勢のアキ。両手におもちゃを持つので、マグは取っ手をパジャマのボタンに引っ掛けて持参します。)

断乳後、一旦寝付いたら朝まで起きることはめったにないのですが、アキを寝かしつけようとして私も一緒に寝てしまい、23時過ぎに目が覚めてベッドを出ようとしたら、アキも目を覚ましてしまいました。発熱で眠りが浅くなっていたようです。

この日の午前中は、いつものようにプレイグループで遊びまわり、午後もいつものようにお昼寝して、と普段と変わらず元気いっぱい。前ぶれが無かったので、私も慌てましたが、Calpol(という解熱鎮痛薬の商品名。パラセタモールが成分。イギリスでは、”熱と言えばCalpol”という感じです。スーパー等で購入可。)を飲ませ、おでこに”冷えピタ”を貼って様子を見ることにしました。

翌朝、38°C台まで熱は下がりましたが、まだ高熱。やはり風邪を疑ったのですが、咳・鼻水・食欲減退などの症状も無く、食欲旺盛で走り回ります。GP(掛かり付け医)に連れて行こうとも思ったのですが、知り合いから”連れて行ってもろくに診てもくれないし、まずはCalpol飲ませてと言われるだけだから”と以前聞いていたこともあって、とりあえずは数日様子を見ることにしました。

Calpolを飲んで寝ると、一旦熱は下がるのですが、でも、どうしても夜中には39°C台を超えてしまいます。そして、3日目くらいから、お通じがちょっとゆるめになってきました。それ以外は普段通り。

37°C台まで下がり、”もう大丈夫かな”と思っていた週末、再び39°C台を超えるようになり、週明けを待ち21日にGPで受診。耳・のど・血圧・心拍数なども診てもらいましたが変わったところはなく、ウンチがゆるいことから何かの感染症・炎症ではないかと言われました。そこで、検便・検尿の検査結果を待って薬を処方してもらうことになったのですが、結果が分かるまで5~7日かかると言われ、”ちょっと長い...”とも思ったのですが、どうにもできず。Calpolと、別の解熱鎮痛剤Ibuprofen(イブプロフェン。Calpolより効き目が持続するそうで、併用も可。こちらも市販薬。)を与えるように言われたので、それで対処することにしました。診察後GPを出る前、ちょうどタイミングよく(?)お通じがあったようで、検便用に提出。採尿は自宅ですることになりました。

しかし翌日の深夜(22日未明)、39.7°Cまで上昇。救急医療センターに電話し、これまでの経過と処置を説明するも、同じように対処するよう言われ、40°Cまで上がったら再度電話するようにとのことでした。でも、親心としては、39.7°Cとどう違うんじゃ!と思ったのですが、プロの言うことなので聞くしかなく、またまた様子を見ることに。

同じ状態が続き、23日のお昼過ぎにはとうとう39.9°C!これはもう救急病院に連れて行くしかないと、Calpolを飲ませた後、即家を出ました。車の中ではきつそうにしていたのですが、行き交う車を見ては「バス、バス」「チュッチュッター(スーパーカーのつもり)」「ブッブーだ」と嬉しそう。

病院に着いて受付に行くと、氏名・住所・緊急時の連絡先・登録しているGPなどの他、普段利用しているプレイグループ等についても尋ねられました。(万一感染病等だった場合、迅速に対応できるため?)
Red Bookを見せるよう言われるも、持参するのをすっかり忘れていました。

受付後中に呼ばれるまではそう待ち時間もなく、小児科へ。まずは看護師にこれまでの経過を詳しく聴かれ、血圧測定。担当してくれた看護師が、体の大きい(声も大きい)男性で、それが怖くてかアキは半泣き状態。検温してもらうと、この時点で38°C台に下がっていました。先日GPで言われた採尿がまだできていない(まだおむつが取れていないため、採尿が難しい...)と話すと、「とりあえず採尿をしないといけませんね」と、専用のキットを使って無事採尿。その後、担当の医師に診察してもらうまでの間、待合室で遊んだり絵本を眺めたり、おやつのバナナを頬張ったり。

さらにしばし待った後、女性医師に呼ばれて診察室へ。心音、耳、のどなど一通り診てもらい、お腹も触診。やはりどこも異常はありません。待合室で待つように言われ、その後再度血圧検査。でも、同じ男性看護師を怖がって泣き出してしまい、正しい血圧が測れませんでした。(その後しばらくして女性看護師が測ってくれました...)

女性医師から検尿の結果の説明があり、極微量の血液が見られるものの異常は無く、2日後に再採尿して提出するよう言われました。何かの感染症か、または炎症を起こしてるのかもしれないけれど、検便の結果も出ていないし、熱の原因もこの時点では特定できず、解熱剤や抗生物質の処方はなく、GPで言われたのと同じようにCalpolと、それが効かないようであればIbupurofenを飲ませるよう指示があるのみでした。もしそうであれば、たいてい約10日間は熱が続くので、あと2日様子を見てくださいと。この日は、発熱初日から9日目でした。(さらっと書きましたが、この日自宅を出てから帰り着くまで5時間かかりました...。)医療費は無料。すべて診察が済んだ後は、そのまま自宅へ向かいました。

そして夜(24日未明)、やはり39.7°Cの熱。市販の薬を飲ませ様子を見ます。でも、これが最後の発熱でした。それから徐々に熱は引き始め、朝起床時には38°C台、お昼過ぎには37°Cをかろうじて切り36°C台まで下がりました。発熱初日からちょうど10日目でした。

10日間も高熱が出たり下がったりで、本人は相当きつかったはず。それでも食欲は衰えなかったため体力も持続し、その点母親としてはとても助かりました。でも、この間牛乳と大好きなみたん(ミカン)(ウンチが更にゆるくなってしまうような気がしたので...)を母親から勝手に禁止されていたアキ。解禁になるととてもうれしそうに「みたん、みたん♪」と連呼していました。

とても反省したのが、GPに連れて行ったのが、発熱初日から7日目のことだったということ。最近のニュースに、「多くの人が”高血圧”と誤診されている。その理由は--GPに行くときとてもストレスに感じるから」というのがありました。どういう理由でストレスを感じるのか、ただ単に”医者”というだけでドキドキしてしまうのか(誰かさんのように!?)、など詳しく見ていませんでしたが、理由は違うにしろ、私もGPに連絡を取ったり、行ったりするのに、少なからず勇気を要します。(受付の対応があまりよろしくなく、緊張するのです...)なので、39°C台の熱を出した時点でGPに電話するべきだったのかな、と。ひょっとしたらすぐ対応してくれたかもしれないし(甘い?)、そうすれば検便も早く行って結果も早めに分かり、もっと適切な処置が取れていたかもしれません。

もう一つ学んだことは、子供が高熱を出したらとことん薄着にさせるということ!このような話は以前から聞いたことがありました。国によって事情が異なり、病院では高熱が出たら全裸にし、濡れタオル等で体を拭いて、蒸発する蒸気と一緒に熱も発散させるところがあると。更には扇風機も合わせて使うこともあると。知人は、自宅にいる間はパンツ一枚にさせるとも話していました。聞いただけで身震いしそうですが、子供本人はがたがた震えることも無いそうです。アキも昼間は、シャツと短パンだけにしていました。

アキが病気になるたびに、私もちょっとずつこちらの薬事情や医療システムなどを勉強し、慣れていっています。だからと言って病気になって欲しくはありませんが、幼いうちは避けられないこと。幼稚園にでも行きだせば、もっと頻繁に起こることでしょうし。

さっそく、今度は既に咳・鼻水に邪魔されて、何度も目が覚め寝不足気味のアキ。今度は風邪かな...。

2 件のコメント:

  1. ツイッターにもの発熱のことが書いてあったので心配してました…
    熱が下がってよかったよかった(*^_^*)
    お大事にね(^_-)-☆
    Kayo

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  2. >Kayoさん、
    ありがとう。ご心配をおかけしました。
    高熱が続いたけど、元気もあったから、
    大丈夫かなとは思っていたんだけど、
    熱の元が分からなかったからね、それが気がかりでした。
    この10日間、病人扱いで甘えさせてあげたからか、
    ”No!No!”ってばかり言うようになりました。
    ただ単にイヤイヤ期と重なっただけでしょうが...。

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